機能安全の勉強 ~そもそも機能安全とは~

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4月から機能安全関係のお仕事をすることになったので勉強していきます。
「機能安全の基礎と応用」という本を読んで一から始めていきます

そもそも機能安全とは

「機能安全」という言葉自体はよく聞きますが認識があいまいだったのでまずはそこから整理していきます。
参考書によると「機能による安全」とのことですが、これだといまいち理解がしづらかったです。
1章を読んだ段階での理解ですが「サービスや仕組み、プログラム、システムによって確保された安全」と理解しておけばよさそうです。
で、機能安全の開発と言った場合「危険な状態から回避する、安全な状態にする・なる、被害を軽減するための機能の開発」と認識していればよさそうです。
例えば、「前方車両への衝突」という危険状態から回避するためや被害を軽減するための自動ブレーキシステムといった感じです。

安全に対する意識の変化

では、なぜ機能安全が最近重要視されてきたのかということですが、安全に対する意識の変化が大きいと思います。
センシング技術や通信技術の発展により色々できることが増え、前述の自動ブレーキといったことができるようになってきました。
今までは「あって当たり前(できなかった)」であり、安全であることに重きが置かれていなかったところが、「自動ブレーキシステムがついている車のほうが安全だから」と消費者が意識するようになり安全であることが製品の価値を高め、売れるようになったのだと思います。
売り上げだけというわけではなく、「あの企業はユーザの安全にも気を配っている」という企業イメージもつくことこともあり機能安全が意識されるようになったと考えます。

このようにあの機能でもこの機能でも「安全」ということが意識され、今までは一部の専門家だけが考えていたことが多くのエンジニアも安全に関する機能を開発するよう裾野が広がり、機能安全が分かるエンジニアの需要が上がっているのだと思います。

「安全」とは

「安全」というのも中々に広い意味を持っています。
実務的に「(人に対する)受け入れられないリスクがないこと」と定義づけられているようです。

つまり、最悪機械は壊れるが人に影響はない場合は安全といえるということですね。
聞いたことのある話だと、車がぶつかったとき、エンジンルームからエンジンを落ちるようにし、運転手の足をつぶしてしまわないようにしているそうです。
機械的には壊れていますが、人体を守るための安全側に倒している仕組みだと言えます。

ただし、この安全というのは業界や地域、企業や個人によって変わってくるため都度都度確認する必要がありそうです。

本質安全

安全のためにどれだけシステムを作りこんでも結局人の誤操作や認識の誤りなどのヒューマンエラーで安全が脅かされることがあります。
それを避けるためにそもそも危険と接さない、という本質安全という考え方があるそうです。

道路を渡る導線を考えたとき、横断歩道だと歩行者を無視した車と接する危険があるので歩道橋を作る、といったことです。
ただし、すべての道で歩道橋を作ることは現実的ではなく、それこそトヨタのWoven city みたいに1から都市設計をしたとしても難しいのではと思います。

ただ、本質安全でカバーできなかった部分を機能安全で補う、というわけではなく機能安全は機能安全として安全性を求めていく、という姿が正しいようです。

まとめ

  • 機能安全とは「サービスや仕組み、プログラム、システムによって確保された安全」
  • 安全であることが製品の価値を高める
  • 安全とは「受け入れられないリスクがないこと」
  • 本質安全と機能安全の両輪で安全を求めていく

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